@ITにはすでに紹介されていますが、面白いですね。
@ITの記事1
@ITの記事2
TechCrunchの記事
メールなどレガシー(といっていいのでしょうね)なコミュニケーション手段は、数々の問題点が指摘されていながらずっと使われ続けていますが、こういうのも出てくるのですね。
仕組みは新しいものではありません。
ホストやミニコンの時代からあるメモリ領域やオブジェクトの共有技術の拡張版で、共有しているメモリやオブジェクトをアクセスが承認されたクライアントが自由に編集できる仕組みと基本的に同じです。
ただし、メモリやオブジェクトなどを共有する過去の技術は、同一OS上や同一構成上で、共有したい情報やオブジェクトに直接タッチしていたのですが、Google waveは、オブジェクトを共有しているクライアント同士をwaveサーバが仲介して変更履歴をほぼリアルタイムで配布している点が異なります。
その為、ブラウザ⇔サーバ⇔ブラウザのN対Nでリアルタイムにやり取りでき、共有しているオブジェクトの変更履歴などを保持できるレポジトリ的な機能がある点が斬新です。
特徴は、共有しているオブジェクト単位で同期をとるのではなく、更新差分のみを小さなメッセージでやりとりする点で、1文字単位でXMLメッセージをやり取りして複数のクライアントとwaveサーバ間で同期をとるようです。
デモでは、waveユーザ同士が相互に文字入力する際に1文字単位で同期しながらメッセージのやり取りをすることや、ブログと連携してwaveユーザがポストしたブログ記事にコメントが付くとリアルタイムでwaveでも参照できる、などの例が示されたようです。
メールと連携できるBOTも用意されるのでしょうね。
オープンソースソフトウエアとして公開されるとのことで楽しみです。
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